安売りせず14年連続黒字経営

長谷川誠

2011年01月13日 01:54




牛丼屋がまた値下げ合戦を始めましたね



毎日、新聞に折り込まれてくる広告にも



「他店より1円でも高かったら値引きします」的なキャッチコピーも当たり前になってきました



特に、家電量販店の広告ではよく見かけます



そんな家電業界で量販店よりも10万円以上高いTVがバンバン売れ



いっさい安売りをしない個人店が14年連続黒字経営をしています



東京、町田にある「でんかのヤマグチ」さんと言うお店です



そこの社長、山口勉社長が御自分の半生と経営方法を書いた本がありました



「でんかのヤマグチさんが「安売り」をやめてワケ」





単純に値引きしないと聞くと敬遠したくなるのが本音ですが



ここのお店は安売りしない代わりに、アフターや地域貢献、お客さんとのコミュニケーションが半端じゃないです



例えば



電球1個の注文でもトンデ行き、メーカー保証がとっくに切れた家電を自宅までトンデ行き無料で修理



場合によっては無料交換もしてくれます



ちなみに「トンデ行きます」がここの合言葉です



ヤマグチさんのサービスはまだまだ沢山あり、驚く事ばかりでした



お客さんヤマグチさんに絶大の信頼を寄せ



中には、旅行中自宅に泊まってほしいという依頼もあるそうです



勿論、要望に応えます



これは別にコビを売ってる訳じゃなく、本当に信頼されてるからの事だと思います






1996年に家電量販店6店に囲まれたそうです



そこから経営方針を売り上げ重視から粗利重視へと方向転換し



現在はその量販店の売り方に疑問を抱き退社した人材を採用しているそうです



週末はマグロ解体ショーなどのイベントを開き地域の方に振舞ったり



リフォーム等の相談があれば地元の業者を紹介したりもしています



山口社長曰く



「売って終わりではない!そこからが本当の商売が始まる!」



心が痛いです



さらに、「正直な商売をしていれば正直な人が付いてきてくれる」



類は友を呼ぶじゃないですが



僕も含め、お客さんや友人、恩師、上司はどんな方が皆さんの周りにいますか??



今、周りにいる方は自分を写す鏡かも知れませんね



ちなみに、僕の周りには2人天才?がいます



見方によってはですけど...



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