【店長履歴書】私が毛髪診断士になった訳

長谷川誠

2014年11月30日 12:01




店長履歴書

~私が毛髪診断士になった訳~




私は理美容ディーラーに努める父と、美容師をしていた母の間に生まれました。
昭和52年の話です。




私が5歳のとき、父は勤めていた会社をを辞め独立、理美容ディーラー「はせがわオフィス」を設立しました。







父が一生懸命働いてくれた事と、80年代の経済成長の後押しもあってか会社はいいスタートを切ったかと思います。

そのおかげか、当時まだ高級品であった録画機能と巻き戻し機能の付いたビデオデッキが我が家に来た日、家族で大喜びをした記憶があります。。
また、この頃母への負担を減らしてもらおうと、母は専業主婦になりました。



父の独立後、メーカーや問屋の来客が劇的に増え、彼らがサンプルとして置いていくシャンプーやトリートメント、化粧品などで我が家の洗面所とお風呂場は常に“ヘアケア”に関わる商品で溢れていました。

さらに倉庫にはそれ以上の商品があり、私は常にヘアケア商品に囲まれた生活を送ることとなります。



そんな環境の中、私は中学で髪とは一切関係のないテニスと出会い、のめり込みます。
高校は地元の強豪校へ進学。

大学では全国大会に出場できるようにもなりました。







4年後、就職活動のシーズン。
私は父の後を継ごうと決意します。

これには、楽して就職先を決めたいという想いはなく
単純に私が一人っ子だったので、後を継ぐのは自分しかいない
という気持ちがずっとあったからです。



その事を父に伝えると
「外の飯も食べた事ないような奴はいらない」と普通に拒否。
意外でした。
喜んでくれると思ってたからです。



それから私なりに一生懸命就職活動に取り組み、繊維商社へ就職が決まります。
そこで社会人としての経験を積み、数年後父の仕事を手伝う許しを得ました。
髪にたずさわる仕事のスタートです。



ところが、業界に入ると髪に関する都市伝説が実に多い事、多い事...
「髪は剃ると濃くなる」、「海藻を食べると髪は生える」、「ストレスでハゲる」、「苦労すると白髪になる」

ちなみに、これらは全て“No”なのですが、当時は都市伝説を信用していた部分もありましたし、
何故Noなのか、ちゃんと説明できず悔しい思いをしました。
また、勉強しようにも情報が溢れすぎていて何が本当か分からないという状態でもありました。



そんな時、「内閣府認定 公益社団法人 日本毛髪科学協会」の存在を知ります。
ここは、毛髪と皮膚についての正しい知識を広く一般の人々に理解してもらうために1966年設立された機関で、講師は現役の皮膚科医を含め、毛髪に関わる治療を実際に行っているプロ。

さらに「毛髪診断士」という髪の専門知識を持ち、顕微鏡を使った観察技術を習得した資格者を育てる場所でもありました。
まさにここが自分の求めていた場所、すぐにその門を叩きます。



それから数ヶ月は髪、髪、髪...
髪の勉強を重ね、無事に試験に合格し、念願だった毛髪診断士になる事ができました。














現在。
幼い頃からヘアケア商品に囲まれて育った私は、やっと皆様にヘアケア商品と合わせて、髪のアドバイスも出来るところまでやってこれました。



日本人の髪は本来、黒髪、直毛で断面は正円。
艶が出やすく、湿度のある土壌は潤いを保つのには最適。

私たち日本人は、すでに美しい髪を保持する条件を持っています!
もし私がそんな日本人の持つ髪の美しさを少しでも守れるよう、お役に立てたらこんなに嬉しい事はありません。



そこで、髪が傷んだらすぐにトリートメントに頼るのではなく、まず大切にすべきは素髪。
シャンプー選びと、使い方を見直して頂けたらと思っております。



あなたは今、髪を染めていますか?毛先がパサついていませんか?ここだけの話、フケに悩んでいませんか?
是非、あなたの髪の状態をお聞かせください。

また、あなたの髪に合ったシャンプーをお選びください!
髪の相談が出来る専門店として地元浜松から心よりご相談お待ちしております。








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