あなたはフケが出ることは、いけないことだと思っていませんか?本当にいけないのは・・・

長谷川誠

2016年09月15日 12:06






フケが出たとき、頭皮がかゆくなったとき、あなたはいつもより念入りに頭皮をシャンプーすれば解決すると思っていませんか?



でもこれは逆効果です。頭皮のフケとかゆみには念入りなシャンプーは禁物なのです。



その理由は2つあります。


念入りに頭皮を洗いたい気持ちは分かりますが、この2つの理由を知ったあなたはもう間違いを起こすことはありません。



正しい知識を身に付けるだけで、あなたはフケとかゆみを改善するのに一番良い方法を選択することができるのです!



【念入りなシャンプーがダメな2つの理由】

1、頭皮が乾燥してしまう。

2、皮膚の入れ替わり(ターンオーバー)を正常に戻せない。



フケとかゆみの原因には、頭皮の乾燥があります。頭皮の乾燥によって発生したフケはサラサラして細かいのが特徴です。



肩に乗る白い粉こそ、まさにこのフケなのです。



また人間は細胞分裂によって約42日で皮膚の入れ替わり(以下、ターンオーバー)が起こっています。


しかし、フケが出てしまう人はこのターンオーバーが早くなっているのです。



それにも関わらず、念入りなシャンプーでフケを取り続けてしまえば、ターンオーバーは早いままの状態となります。



これではフケを改善することは難しいです。



ちなみに、フケが出ること自体がダメなのではありません。



どんな人も皮膚のターンオーバーが起こっている以上、フケは出ているのです。



しかし、ターンオーバーが正常な人のフケは細かすぎて肉眼で確認することができません。



つまり、目で見えてしまうサイズのフケが出ていることが問題なのです!



【シャンプー選びの重要性】

念入りなシャンプーがNGなのに加え、どんなシャンプーを使うかも重要なポイントとなります。



なぜなら、シャンプーに使われている洗浄成分によって皮脂の落ち方が随分違うからです。



すでにお伝えした通り、頭皮の乾燥はフケとかゆみの原因となります。



そのため、皮脂を落としすぎてしまうシャンプーは選んではいけないのです。



【皮脂を落としすぎてしまうシャンプーとは?】

皮脂を落としすぎ、頭皮を乾燥させてしまうシャンプーの代表的な3つの成分があります。



それがこちらです!

・ラウレス硫酸Na

・ラウリル硫酸Na

・ラウレス硫酸アンモニウム



さしあたって、この3つさえ覚えておけば大丈夫です。


そして見分けかたはとても簡単です。



シャンプーのパッケージ裏面をご覧ください。



全成分表示がされているはずです。



その左上をご覧ください。



「水」と書かれていますね。



ではその次は?



ここにこの3つの成分のうち、どれか1つでも書かれていたら、そのシャンプーはフケ、かゆみには向かないシャンプーとなります!







【頭皮を乾燥させない方法】

頭皮の乾燥を防ぐには、やはり脂分が必要です。その中でも椿オイルは人間の皮脂と相性が良いためオススメです。



その使い方は、まず入浴前に頭皮に椿オイルを塗布します。



あとはいつも通り入浴していただければOKです。



また選んでいただきたいシャンプーとしては、保湿力が高く、蒸発しにくい「オレイン酸」や、ヒアルロン酸の2倍の保湿効果を持つ「ポリクオタニウム-51(リピジュア)」を使っているシャンプーとなります。



【皮膚のターンオーバーがを正常に戻す】

これには何度もお伝えしている通り、念入りなシャンプーをしないことと、洗浄力の強いシャンプーを使わないことが重要です。



さらに、「重曹」を使って頭皮を洗うことも1つの方法です。



重曹は皮脂汚れと古い角質を落としてくれる性質に加え、ターンオーバーを正常に戻す効果があると言われています。



今ではこの重曹がシャンプーに含まれているものもありますので、是非そういったシャンプーをお選びください。



ちなみに、重曹は成分表示に重曹とは書かれていません。重曹は「炭酸水素Na」と表示されていますのでご注意ください。



【追伸】

フケ、かゆみには念入りなシャンプーはNGです。



シャンプー選びもとても重要なポイントです。



もし、あなたが現在、フケ、かゆみにお悩みで、どのシャンプーを使えばいいのか分からないのであればお気軽にご相談ください。

MAIL
info@otona-shampoo.com



毛髪診断士の長谷川誠です。



浜松工業高校→東北学院大学
学生時代はテニスに情熱を注ぎ、念願の全国大会に出場するも全国での通算成績が2勝9敗とこっぴどくやられ現実を思い知らされる・・・しかし物事に取り組む大切さと、競争に勝つ大変さを学ぶ。
大学卒業後は浜松に戻り、繊維商社に入社。

その後は美容師だった母の影響もあり、毛髪の世界へ。
そこで、髪の毛の奥深さに取り付かれ毛髪診断士となる一方、髪の毛に関する間違った情報や、都市伝説を今も信じている人がいかに多いかを知る。
そんな歯がゆい経験から、大人のシャンプー.comでは、自分自身が何度も使って納得したものだけをご提供するだけでなく、髪に対する正しい知識とアドバイスも同時に行っている。
お客様限定の「キューティクル診断」もそんな想いから、今も無料で行っている。



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