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洗えば洗うほどベタつく頭皮の悩み

カテゴリー │【髪の話】フケの悩みヘアケアの方法


テニス



実は私、毎週土曜日か日曜日は早朝6時半からテニスの朝練をするのがルーティンとなっています。

テニス歴は間もなく30年。
これでも学生時代は一生懸命やっていました。
今では試合も出ずに、完璧な趣味となっていますが・・・

ある時、同級生のテニス仲間からこんな質問を受けました。
「俺、毎日かなり念入りに頭皮を洗ってるのにいつもベタベタするんだけど、どうすればいい?」



なぜ、頭皮はベタつくのか?

彼の頭皮をベタつかせている原因は、皮脂です。
しかし、これは大した問題ではありません。

皮脂は誰の頭皮にもありますし、絶対に必要なものです。
なぜなら、皮脂が不足していると、髪はパサつき、フケが発生する原因となってしまうからです。

問題なのは、その量にあります。
皮脂の量がたくさん出すぎてしまうと、彼のように頭皮がベタついてしまうのです。

そして、頭皮のベタつきはこんな症状も引き起こしてしまうことも・・・

・頭皮が臭くなる

・ベタベタしたフケが出る

・頭皮の炎症

・頭皮の炎症による脱毛

つまり、皮脂はありすぎても、なさすぎてもダメなのです。
そして、皮脂がありずぎるとベタベタした大きな固まりのフケが、
なさすぎるとサラサラした小さなフケが出てしまいます。



ベタつく頭皮で起こっていること・・・

皮脂の量が多いためにベタついている頭皮には、細菌が繁殖しています。
でも安心してください。
この細菌は常在菌といって、誰の頭にも存在しています。
その名は「マラセチア・フルフル」です。

このマラセチア・フルフルは皮脂をエサにしているため、皮脂の量が増えればマラセチア・フルフルも異常に繁殖をしてしまいます。
その結果、頭皮の臭い、炎症、最悪の場合は脱毛にまでつながってしまうこともあるのです。

あなたの頭皮にもマラセチア・フルフル存在しています。
だからこそ、清潔に保ってあげてください。

でも、すでに皮脂の量が多くて頭皮がベタついてしまったら!?



ベタつく頭皮の改善策

私のテニス仲間は「毎日念入りに頭皮を洗っている」と言っていました。
にも関わらず、頭皮がベタついてしまう・・・

それは、頭皮の洗いすぎにあります。
頭皮がベタつくので、念入りに洗いたくなる気持ちは分かりますが、念入りに洗いすぎるのは皮脂を落としすぎてしまうためNGです。
皮脂を失った頭皮は、さらに多くの皮脂を分泌してしまうからです。

つまり、頭皮を念入りに洗いすぎると
皮脂を落としすぎる
↓ ↓ ↓
さらに多くの皮脂が分泌される
↓ ↓ ↓
もっとベタつく

こんな悪循環に入ってしまいます。

さらに考えられる、最悪の悪循環は
皮脂を落としすぎる
↓ ↓ ↓
さらに多くの皮脂が分泌される
↓ ↓ ↓
もっとベタつく
↓ ↓ ↓
大きな固まりのフケが出る
↓ ↓ ↓
頭皮が炎症を起こす
↓ ↓ ↓
脱毛する

皮脂が多すぎてすぐに脱毛する訳ではありませんが、最悪の場合はないとはいえません。
ちなみにこれを「粃糠性脱毛症」(ひこうせい)と呼びます。

さらにもう1点。
シャンプーの洗浄力がとても重要です。
シャンプーの洗浄力が強すぎると、これまた皮脂を落としすぎてしまいます。

シャンプーボトルの裏にこんな表記があるシャンプーはなるべく避けてあげてください。

ラウレス硫酸Na





出すぎた皮脂には炭!



ベタつく頭皮には「炭」を使ったシャンプーがオススメです。
炭は皮脂と吸着するという特徴があります。
これによって必要以上に頭皮を念入りに洗うことも、洗浄力が強すぎるシャンプーを使うこともなく余分な皮脂だけを洗い流せます。
見た目は真っ黒ですが、とても効果的です。

炭シャンプー






どんなに頑張ってもキレイな頭皮でいられのは4時間

頭皮のベタつきを気にして念入りに頭皮を洗っても、キレイでいられる時間は最短で4時間です。
4時間をすぎれば、皮脂を失った頭皮からは、さらにたくさんの皮脂が分泌されてしまいます。

これではいつまでたっても頭皮のベタベタは治まりません。
大切なことは、一時的なキレイではなく、継続的な清潔感です。



追伸

それでも皮脂の量が多くて頭皮がベタつく場合は、ビタミンB6がオススメです。
ビタミンB6はカツオ、マグロ、レバー、バナナなどに多く含まれています。

ビタミンB6



そして理想の頭皮は青白くて、しっとりとした頭皮です!

頭皮青白






毛髪診断士の長谷川誠です。

長谷川誠挨拶


浜松工業高校→東北学院大学
学生時代はテニスに情熱を注ぎ、念願の全国大会に出場するも全国での通算成績が2勝9敗とこっぴどくやられ現実を思い知らされる・・・しかし物事に取り組む大切さと、競争に勝つ大変さを学ぶ。
大学卒業後は浜松に戻り、繊維商社に入社。

その後は美容師だった母の影響もあり、毛髪の世界へ。
そこで、髪の毛の奥深さに取り付かれ毛髪診断士となる一方、髪の毛に関する間違った情報や、都市伝説を今も信じている人がいかに多いかを知る。
そんな歯がゆい経験から、大人のシャンプー.comでは、自分自身が何度も使って納得したものだけをご提供するだけでなく、髪に対する正しい知識とアドバイスも同時に行っている。
お客様限定の「キューティクル診断」もそんな想いから、今も無料で行っている。



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